操作の効率化のためにスクリプトを開発したり、面白いスクリプトを見つけては集めるを日々行ってるのですが、結局あまり使わなかったり存在を忘れてしまって放置するものも少なくありません。
しかし、その中でも欠かせない、頻繁に使うスクリプトを7つ紹介します。
スクリプトについて簡単におさらい
スクリプトの入れ方・保存先・インストール方法
以下のディレクトリに .jsx ファイルを格納することで、Illustratorから実行することができます。格納後はIllustratorを再起動することで反映します。
スクリプトの格納先・macの場合
アプリケーション / Adobe Illustrator 2023(バージョン) / Presets / ja_JP / スクリプト
スクリプトの格納先・Windowsの場合
C: \ Program Files \ Adobe \ Adobe Illustrator 2023(バージョン) \ プリセット \ ja_JP \ スクリプト
通常の実行方法
ファイル > スクリプト から実行します。
他にも以下のようなショートカットの設定も可能です。ぜひ利用してみてください。
・頻繁に使用するスクリプトはアクションに登録しショートカットで実行。
・SPAiというアプリで、スクリプトパネルの使用、ショートカットで実行。
①アートボードサイズの長方形を作成するスクリプト
アートボードサイズぴったりの背景を作りたい場合などに便利ですね。
【ダウンロードはこちら】
ONTHEHEAD|アクティブなアートボードサイズの矩形を描くスクリプト
https://onthehead.com/ais/draw001/
②選択したアイテムサイズの長方形を作成するスクリプト
こちらは選択したオブジェクトのサイズにあわせた長方形を作成してくれます。
【ダウンロードはこちら】
ONTHEHEAD|選択したアイテムサイズの矩形を描く
https://onthehead.com/ais/draw004/
③アートボード名を一括編集するスクリプト
アートボードが大量にある場合のリネームの手間を減らすことができます。
「④レイヤー名・オブジェクト名を一括編集するスクリプト」と一緒に使うのがおすすめです。
【ダウンロードはこちら】
【IllustratorJSX】アートボード名を一括変更できるスクリプト RenameArtBoard.jsx
https://mochimina.com/renameartboard-jsx/
④レイヤー名・オブジェクト名を一括編集するスクリプト
【ダウンロードはこちら】
【illustrator】レイヤー名、オブジェクト名を一括編集できるスクリプト
https://efficiencydesign.info/illustrator/2386/
⑤サイズの小数点以下を削除するスクリプト (Webデザイン向け)
WebデザインをIllustratorで作成する場合、小数が入ったピクセルが問題になる場合があります。
このスクリプトは、選択したオブジェクトの少数点以下を丸めて(削除して)整数化することができます。
【ダウンロードはこちら】
アイテム数値調整ダイアログ Adjust Items
https://3fl.jp/is005/
⑥カラーの小数点以下の数値を丸めるスクリプト (印刷物向け)
CMYKやグレースケールを扱う場合も小数点が発生します。
その場合も、このスクリプトを利用することで数値を丸めることが可能です。
【ダウンロードはこちら】
カラーの値を丸めるIllustrator用スクリプトを作りました
https://graphicartsunit.tumblr.com/post/114765168309
⑦テキストに指定した文字や連番を追加するスクリプト
シンプルなテキスト置換であれば「編集」メニュー >「検索と置換」から行うことができますが、連番を自動で振ったり、より複雑なテキストの置換を行いたい場合はこのスクリプトが便利です。
良いと思ったポイントは、以下の画像のように置換したいテキストが含まれる親グループを指定してもテキストのみを判定してくれる点です。
以下は、テキストと図形が含まれる12個のグループを一括選択した状態で置換を行なった例です。
【ダウンロードはこちら】
テキストに指定した文字や連番を追加する
https://onthehead.com/ais/text004/
補足資料
Adobe公式ページにも様々な機能が集まっています。眺めるだけでも楽しいのでおすすめです。
Adobe Exchange(拡張機能) – Illustrator Apps
https://exchange.adobe.com/apps/browse/cc?product=ILST&sort=RELEVANCE