突如、Macbook Pro(13-inch,Mid2012) がとんでもなく重たくなり、2日後には起動すらしなくなってしまいました。今回は問題の原因と解消方法を記していきたいと思います。
結果としては SATAケーブルが破損していたため交換 をすることになりました。
※使用機種は MacBook Pro (13-inch, Mid 2012) とかなり古いものなので、現行の機種には当てはまらない項目が多くあります。
※パーツの交換は自己責任でお願いします。
※フォーマットやバックアップの操作・方法については触れていません。
現象と、とりあえずの対処
ある日macの動作が遅くなり、一文字入力する度にレインボーカーソルがくるくる回るような状況になったため、原因を切り分けるため以下を行なってみました。(詳しい内容は Macの「Wi-Fiハードウェアなし」「オンにならない」ときに試したこと をご覧下さい)
- 再起動
- セーフモードで起動
- NVRAM(PRAM)リセット
- SMCリセット
- クリーンインストール
…ですが、何も効果なし。2日後には「フォルダにクエスチョンマーク」の表示が。
(↑)撮影できなかったためこちらからお借りしました。https://beadored.com/mac-question-mark-does-not-start/
起動ディスクが選択できていない状況なので、macOSユーティリティ(command + R を押しながら起動)で確認するも、起動ディスクが何も表示されません。
疑い① HDDの故障?→SSDのフォーマットが出来ない
HDDに問題があると考え、これは良い機会と思いSSDへの交換(換装)を行いました。が、以下のようなエラーがでてフォーマットができません。(OS復元のため初期OSのMountain Lionが表示されています)
(↑)OSインストールには「GUIDパーティション」に変更が必要だが…
(↑)パーティション作成も消去もできない。内容は「データ探索による意図しない読み取りを予防するためのボリュームデータのワイプ処理を完了できませんでした。」「ファイルシステム・フォーマッタを処理できませんでした。」…結局、原因不明ということでしょうか。
(↑)問題解消のための、First Aidも出来ない…。
念のために、同じSSDを外付けとして接続した場合は問題なくフォーマットが可能、ついでに今まで使用していたHDDを確認してみると問題なく認識され中のデータも無事でした。
ちなみに購入したSSDはこちら。
SSDへの交換には、精密ドライバー(No.00)・ヘクスローブドライバー(T6)が必要になります。
内臓HDD・SSDを外付けとして使用するにはドライブケースが必要です。
疑い② SATAケーブルの破損・交換
という訳で、HDD・SSDには問題がないことがわかりました。
原因をさらに調べているうちに「MacBook Pro (13-inch, Mid 2012)」では、特にSATAケーブルのトラブルが多いため、一時期無料交換も受け付けていたらしく…(現在は対応していないようです)。
というわけでこちらを購入し交換してみました。
交換方法はこちらが非常にわかりやすいです。
MacBook Pro 13″ Unibody Mid 2012ハードドライブケーブルの交換
同じ内容の動画もあります。
SSDのセットアップ・HDD→SSD換装を行なってみて…
SATAケーブルを交換してSSDを設置すると問題なくフォーマットをすることができました(TRIM設定も忘れずに!)。セットアップの詳細等は下記の参考記事をご覧ください。
今回、古いmacのSSD化とSATAケーブルの交換を行なってみましたが、起動も早くアプリの挙動もサクサクになりました。
最新のmacほどのポテンシャルでは無いですが、2012年モデルもまだまだ戦えるな〜と感じてます。
古いmacをお持ちで、新しいmacは予算的にどうも…と思っている方はぜひ試してみて下さい。
【参考記事】
MacBook Pro 2012midモデルをSSDに換装したらめちゃくちゃ快適なMacになりました
MacBook Pro (Mid 2012, 13インチ)のSATA cableの交換